ドルトムントがベテラン“第2GK”と契約延長 主力で契約未更新は香川のみに…
在籍15年のヴァイデンフェラーが1年契約を更新 「ビュルキの成長をサポートし続けたい」
ドルトムントが元ドイツ代表GKロマン・ヴァイデンフェラーと、2018年6月30日まで契約を1年延長したことを正式発表した。今季開幕時点で18年6月に契約満了予定だったMFクリスチャン・プリシッチ、DFウカシュ・ピシュチェク、トルコ代表MFヌリ・シャヒンはすでに契約延長に応じており、サインしていない主力は日本代表MF香川真司のみとなった。
「私はもう1年、私のクラブと契約延長で合意できたことが嬉しい。ロマン・ビュルキの成長をサポートし続けたい。そして、若いGKの進化の手助けもしたい」
スイス代表GKビュルキを支える第2GKの役割を果たしているヴァイデンフェラーは、若手育成のコーチ役も兼任することを明らかにしている。2014年ブラジル・ワールドカップ優勝メンバーは、02年にカイザースラウテルンから加入して以来、ドルトムントに15年在籍。歴代2位の出場記録を誇っている。
ミヒャエル・ツォルク強化部長は「ロマンは10年間にわたりBVBファミリーで不可欠な一員となっている。我々はさらに1年間、BVBのゴールマウスを守ってくれることを本当に嬉しく思う。彼の引退後も、このクラブの別の部署で強力な個性を発揮してもらうように全力を尽くしたい」との声明を発表した。
終盤戦に入ってからドルトムントは、プリシッチ、ピシュチェク、シャヒンに続き、ヴァイデンフェラーとの契約更新を発表した。契約が残り1年となる選手で残された主力は香川のみ。ツォルク氏は香川サイドと残留交渉を行う見込みだが、日本代表アタッカーは愛着深い黄色と黒の名門に残留するのだろうか。今季限りで退任の可能性が浮上しているトーマス・トゥヘル監督とともに、その去就に大きな注目が集まる。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images