先制弾でクリロナポーズ、ハンド疑惑の決勝弾 ムアントン戦は鹿島FW鈴木の「優磨劇場」に

前回ムアントン戦でPK失敗の鈴木、名誉挽回の2ゴールで勝利に貢献

 鹿島アントラーズは10日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ最終節ムアントン・ユナイテッド(タイ)戦に臨み、鈴木優磨が2得点を決めて2-1勝利に貢献。1点目後には久々のロナウドポーズ、2点目はハンドがあったようにも見えるゴールと“優磨劇場”と化した。

 前半19分、センターライン左でボールを持ったMF遠藤康のアウトサイドパスに対して、鈴木が最終ライン裏に抜け出すと飛び出してきたGKの股間を冷静に抜くコントロールシュート。狙いすました一撃がゴール左隅に収まると、鈴木は昨年のクラブW杯でも見せたジャンプ一番から仁王立ちの“ロナウドポーズ”を披露。1-0と先制したカシマスタジアムをさらに沸かせた。

 試合は前半終了間際の45分に追いつかれたが、後半16分、再び鈴木が大仕事を見せる。遠藤の利き足ではない右足でのクロスに対して飛び込む。ヘディングがジャストミートせず、手にも当たったように見えたものの身体ごと押し込んでゴールネットを揺らし、2-1と勝ち越しに成功。今度はロナウドポーズこそ見せなかったものの、喜びを露わにした。

 ムアントンとの前回対戦では、鈴木のPK失敗が逆転負けを誘発する要因となった。それだけに名誉挽回の2ゴールは本人にとっても大きな90分間となったのは間違いない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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