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マラドーナ氏がFIFAを糾弾 「メッシは1試合を超える出場停止に値する」と処分軽減を批判
3月のチリ戦で副審への暴言で4試合出場停止処分決定も一気に軽減
アルゼンチン代表のバルセロナFWリオネル・メッシは3月のワールドカップ(W杯)南米予選チリ戦で審判に暴言を吐き、FIFAから4試合出場停止処分が下されたが、1試合を消化した時点でアルゼンチンサッカー協会の異議申し立てにより解除となった。3試合分の出場停止処分を軽減したFIFAの裁定に、思わぬところから反論の声が上がった。これまでメッシを擁護し続けてきたアルゼンチンのレジェンド、ディエゴ・マラドーナ氏が疑問を呈している。アルゼンチン紙「オレ」が報じている。
マラドーナ氏は、かねてから槍玉に挙げているFIFAのジャンニ・インファンティーノ会長に対する批判を展開した。「明確にしたいのは、インファンティーノには何を求めても仕方がないということだ。彼の決断は、全てにおいてスポーツの部分は二の次だ。そして、FIFAはいつだって介入する。これまでの出場停止のストーリーを見れば明確だろう」とぶちまけ、W杯出場枠拡大を決めるなどの拝金主義のFIFAを重ねて批判した。
しかし、その批判はそのままアルゼンチン代表のエースに対する裁定に向かうことになった。マラドーナ氏はアルゼンチン代表監督を務めた2010年南アフリカW杯で師弟関係だった、いわば身内であるメッシの出場停止処分解除について疑問を呈している。
「レオ(メッシ)は1試合を超える出場停止に値するだろう。これは、私が胸に手を置いて心から言っている。一人のアルゼンチン人としてはメッシの件は喜ぶべきだ。なぜなら、これでW杯への夢を見続けられるからだ」
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