インテルが7戦未勝利のピオリ監督を電撃解任 下部組織率いるヴェッキ氏昇格で今季監督4人目の異常事態

4試合連続スタメンの長友に衝撃の事態…

 日本代表DF長友佑都の所属するインテルが、9日にステファノ・ピオリ監督を解任したことを正式発表した。

 インテルは7日の敵地ジェノア戦で0-1の敗戦を喫し、7戦勝ちなしと泥沼にハマっていた。UEFAヨーロッパリーグ出場権争いで厳しい戦いを続けるなか、シーズン残り3試合で大ナタ人事となった。

 ピオリ監督とコーチングスタッフが電撃解任となるなか、インテルは後任にプリマベーラ(U-21チーム)の監督を務めるステファノ・ヴェッキ氏を昇格させて残り3試合を戦うことを発表。「クラブは来季の準備をスタートさせる」と声明を出していた。

 インテルは今季開幕前にロベルト・マンチーニ氏を事実上の解任とされる契約解除でフランク・デ・ブール氏にスイッチ。しかし、そのデ・ブール氏も昨年11月に解任され、ピオリ監督が就任していた。しかし、あえなく解任され、今季だけで4人目の監督が指揮するという異常事態に突入している。

 ピオリ監督は日本代表DF長友佑都をここ4試合連続で先発起用するなど、信頼を示していたが、4月30日のナポリ戦で痛恨のクロスの対応ミスから決勝点を献上し、イタリア国内外で大きな波紋を広げていた。ヴェッキ新監督の下で、長友は残り3試合で定位置を確保できるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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