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香川真司も楽しんだギグス監督の初陣 4-0勝利デビューでわき起こる永久監督待望論
サー・アレックスも教え子の監督就任を支持
やはり、今年に入ってからは、毎試合解任の重圧がかかり、ナーバスになっていたモイーズ監督の気持ちが選手にも伝染していたこともあっただろう。
そうした負のメンテリティが消えたということもあるが、それを吹き飛ばしたのは、ライアン・ギグスという名前だろう。23年の長きに渡り、マンチェスター・Uの栄光を支えたアイドルの名にはそういう力も備わっている。
英メディアの報道によると、サー・アレックスもギグスの正監督就任を支持しているという。モイーズ推薦で傷も受けたが、マンチェスター・Uサポーター内ではまだまだ神様的存在。残り3試合もユナイテッドらしい攻撃的なパフォーマンスで結果を出せば、御大の支持も追い風になるだろう。
もちろん、現段階の英メディア上ではオランダ代表のファン・ハール監督招聘が本命視されている。だがしかし、ギグスがサー・アレックスの栄光を引き継ぐというフェアリーテールは、不名誉な記録ばかり目立った大不振の後、残り3試合となった今季終盤のマンチェスター・Uファンを魅了する話題になっていくことは間違いない。
【了】
森昌利●文 text by Masatoshi Mori