香川の去就に影響? トゥヘル監督がドルトムントCEOと対立、今夏退任の可能性が浮上

指揮官とヴァツケCEOの微妙な関係を独紙が報じる

 

 日本代表MF香川真司の所属するドルトムントのトーマス・トゥヘル監督が、ハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOと対立し、今季限りで退任となる可能性が浮上している。独紙「南ドイツ新聞」が報じている。

「我々は(トゥヘルを)マインツから招聘した時から警告されていた。これは難しくなるだろう、と。だが、我々はそれに耳を貸さなかった。最初の6カ月間は全てうまくいっていた。フットボールの世界は結婚とは違い、そこに多大な汗と情熱が存在する限り、お互いを理解する必要がある」

 ドルトムント関係者は、トゥヘル監督とヴァツケCEOのこじれた関係についてこう語ったという。

 ドルトムントはホッフェンハイムを2-1で下し、3位に浮上した。だが、クラブ内には危険な内紛が勃発しているという。トゥヘル監督とヴァツケCEOは昨季から衝突していたが、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝モナコとの第1戦直前に起きた、フットボール界を揺るがす事件でも対立していたという。

 チームのバスが爆破事件のターゲットにされ、スペイン代表DFマルク・バルトラが骨折するなど被害が出たが、UEFAは事件の翌日に試合を開催することを決定。精神的なショックを抱えた直後に試合が行われる裁定について、トゥヘル監督が試合後に「重要に思われていない」と批判したことを、ヴァツケCEOは快く思っていなかったという。

 

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