ミランがインテルで問題行動を起こしたオズヴァルドを緊急補強か?
ライバルのごたごたを見逃さない!?
ACミランが、インテルの元イタリア代表FWパブロ・オズヴァルドを緊急補強する可能性が浮上したと、イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
ミランは1月の移籍市場で元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスをアトレチコ・マドリードに放出し、イタリア代表MFアレッシオ・チェルチを獲得した。さらに、リバプールからU-21スペイン代表MFスソを補強するなど、名門復活に活発な動きを見せている。
現時点では、さらなる補強候補が3人いることが判明した。イタリア代表DFマッティア・デシリオ。コロンビア代表DFクリスティアーノ・サパタの故障離脱で補強が必要な最終ラインには昨季までウディネーゼに所属したアトレチコ・ミネイロのブラジル人DFダグラス・サントスをリストアップした。トーレスの移籍で補充すべき、1トップのポジションには、FWオズヴァルドの名前が挙がっている。
インテルで出場機会を失ったオズヴァルドは、強行移籍を実現するために、チームの練習を 2日間無断で欠席。マドリードに旅行した後、ミラノの街に出没していたという。22日にインテルのクラブハウスに私物整理のために訪れたが、ロベルト・マンチーニ監督が21日からの活動停止処分を言い渡していたために敷地内へは入れず。出入り禁止処分となっている。
29歳と年齢的にはまだまだ働き盛りで、2011-13年まで所属したローマでは55試合27得点と活躍。ストライカーは昨季終盤に期限付き移籍でプレーしたユベントス移籍を熱望しているとされる。同じミラノを本拠地とするライバルの騒動をミランは見逃さず、すばやい動きを見せているようだ。
その一方で、ミランはローマのイタリア代表FWマッティア・デストロの獲得がプライオリティでは高く、「獲得が夢」とも報じられている。オズヴァルドは、インテル側から一連の行動に関して契約破棄などの厳罰を科される可能性は高い。移籍金ゼロで獲得できる可能性もあるため、ミランはインテルの問題児の動向を注目している様子だ。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images