レアル下部組織のトップ昇格率は4%… 中井くん、バルサ帰還も噂される久保ら逸材が挑む“メガクラブの壁”
ダニーロ放出ならアクラフはトップ昇格へ
最大の逸材はMFアレックス・フェバスだ。カタルーニャ出身の才能豊かな21歳は、レアルとの契約を2年延長したばかりだが、3部でのプレーを続ける意思はなく、ベティス、アラベス、エスパニョールが移籍先に浮上している。
チームのキャプテンのDFマリオ・エルモソも、今季終了後にカスティージャから移籍することが確実だという。昨季2部のバジャドリードに武者修行に出て31試合出場と、その実力をすでに証明済みで、ベティスが獲得に乗り出しているという。
ブラジル人DFアブネルは、3年前に膝の重傷を抱えながらもレアルに加入。カスティージャを昨季途中まで率いたジダン前監督は、膝の故障の再発で引退危機の新鋭を再生させることに成功した。トップチーム昇格が期待されていたが、強豪セルタに移籍する可能性が高まっている。
21歳のMFクリスティアン・セドレスは、来季に期限付き移籍で放出される可能性が浮上。そしてトップチーム昇格の可能性がある18歳のアクラフだが、トップチームがダニーロ放出に成功した時という条件付き。その際にはスペイン代表DFダニ・カルバハルのバックアップとなるが、逸材にはすでに他クラブからオファーが殺到しており、アラベスに移籍する可能性があるという。
オーストリアU-21代表DFフィリップ・ラインハートは、ラファエル・ベニテス政権時にトップチームに昇格し、国王杯カディス戦でプレーしたが、今季限りでの移籍は確実。ブンデスリーガ行きの可能性が高いという。GKカルロス・アバドもテネリフェからの期限付き移籍で2年間所属したが、チームを去る可能性が高い。ギリシャ人FWニコス・ベルゴには、母国オリンピアコス復帰が浮上している。