中澤佑二はなぜ36歳でもJ1の主力でプレーし続けられるのか 本人が語る意外な理由は?
中村俊輔も驚く中澤の守備
今年2月に36歳になった。30代となり、20代のときに比べてスピードや切れはやや衰えてはいるが、空中戦の強さや危険エリアを素早く潰す守備能力の高さは健在。むしろ20代の頃よりも研ぎ澄まされている部分もある。守備の要としてチームを支える存在に、クラブも昨年末に複数年の契約延長を提示している。
プレー環境や生活スタイルの改善によって、スポーツ界全体の選手寿命が延びてはいるが、36歳でいまだJ1の主力で、しかもトップクラスの年俸でプレーできているのは特筆すべきことだろう。6月に同じく36歳となる同僚の中村俊輔ですら、「35歳を過ぎてディフェンスでこれだけ維持できている人は今までいないんじゃないかな。4バックなのにすごいと思う。ストッパーって一番ごまかしがきかないからね」と驚くほどだ。
中澤が選手として息が長い理由は色々と語られている。徹底した体調管理、規則正しい生活スタイル。アルコールを口にせず、栄養管理も心がける。何より、日々の練習に臨む集中力の高さは他の追随を許さず、その向上心には目を見張るものがある。
だが、なぜそれほどのモチベーションを保てるのだろうか。本人は笑って言う。