「欧州王者vs南米王者」の“新カップ戦”を創設か 南米連盟とUEFAで協議、プロジェクト始動へ
かつて“トヨタ・カップ”の名で親しまれたインター・コンチネンタルカップが復活?
南米サッカー連盟のアレハンドロ・ドミンゲス会長は、かつて“トヨタ・カップ”の名で親しまれた「欧州王者vs南米王者」による“インター・コンチネンタルカップ”を復活させる意向を明かしている。一方で、日本のルヴァン杯優勝クラブが戦う「スルガ銀行チャンピオンシップ」の存在が不透明にもなりそうだ。同連盟の公式サイトがリリースしている。
ドミンゲス会長は、「我々はヨーロッパリーグとコパ・スダメリカーナ優勝クラブによる新たな試合の創設を話している。2018年の8月からだ」とし、UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長と協議し、プロジェクトを進める準備に入ったとしている。
「これは、口頭でのものであって合意条項ではない。しかし、今では前に進める必要がある。当事者として、私たちは会場、スポンサーを求めなければならない」
ドミンゲス会長は、会場が中立地でなければならないことを条件とした。全ての可能性を排除していないものの、より良い環境を求めるとしている。
その一方で、今年で10回目の開催を迎えるJリーグのルヴァン杯王者とコパ・スダメリカーナのチャンピオン同士が対戦する「スルガ銀行チャンピオンシップ」は、その存在が不透明なものになるかもしれない。開催時期は例年8月(第1回のみ7月30日)だが、それと全く同時期に新大会の設立の動きが進んでいる。
今季は8月15日に昨季のルヴァン杯王者である浦和レッズと、ブラジルのシャペコエンセが対戦することが決まっている。節目の第10回大会だが、来年以降も夏場の定番になりつつある大会は開催されるのか。そして「欧州王者vs南米王者」のカップ戦が復活するのだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images