病み上がりのケルン大迫、ブレーメン戦強行出場も 指揮官「明日にはプレー可能だろう」と期待

扁桃腺炎で離脱していた大迫、4日からチーム練習に参加

 ケルンの日本代表FW大迫勇也は扁桃腺炎によって現地時間4月29日に行われたブンデスリーガ第31節ドルトムント戦の出場を回避した。現在は回復してチーム合流を果たしているが、同5日に行われるブレーメン戦は様子を見ながらの出場となるようだ。前日会見でペーター・シュテーガー監督が明かしたと公式サイトが伝えている。

 大迫は今季、23得点で得点王争い3位につけるアントニー・モデストと強力2トップを形成。チームではモデストに次ぐ6ゴールを挙げるなど主力の一員として完全に定着した。しかし出場した直近3試合ではゴールに恵まれず、扁桃腺炎を患わったことでチームの全体練習から離れていた。

「ユウヤ・オオサコは昨日まで個別メニューでトレーニングしていたが、フィットネス的に戻れる状態となった。今日(4日)からはチーム練習に参加してもらって、どのような状態でトレーニングできているかを見ていく」

 復帰直後ということで「明日の試合でスタメンは無理だと思う」とされているが、同じく戦線復帰したDFコンスタンティン・ラウシュを含めて「彼らも明日にはプレー可能になるだろう。我々は今回の試合に向けて燃え上る準備はできた」と、ゲーム状況によっては大迫の投入もあり得るとしている。

 チームはUEFAヨーロッパリーグ出場圏内の6位ブレーメンと勝ち点3の8位につけており、負けられない戦いが続く。指揮官は「わずか3試合しか残っていないが、金曜日のブレーメン戦に勝利したい。2つのホーム戦とダービー、それらのうちで勝ち点7もしくは9が必要だ」とレバークーゼンとのダービーマッチを含む3試合での無敗を誓った。EL切符を手に入れるためには大迫らの奮闘が不可欠だが、日本人アタッカーにチャンスは巡ってくるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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