なでしこDF熊谷、欧州王者リヨンと3年契約延長 「選手やクラブのことが大好き。残ると決めた」
昨季のCL決勝ではPK戦で勝利を決めるキッカーとなり、MVPも獲得
なでしこジャパンのDF熊谷紗希が所属のオリンピック・リヨンと3年契約延長を発表した。今季限りで契約満了の予定だったが、これで2020年まで欧州王者の一員でいることが決まった。
熊谷は2011年にドイツのフランクフルトからリヨンへ移籍。同クラブは2006−07シーズンから国内リーグ10連覇中で、女子チャンピオンズリーグ(CL)過去3度優勝と欧州の女子サッカーを牽引する存在だ。そのなかでなでしこジャパンの主軸である熊谷も中心選手として活躍。昨季、CL決勝ではPK戦で勝利を決めるキッカーとなり、MVPも獲得した。
クラブ公式サイトでは、契約延長を果たした熊谷のコメントを報じている。
「ここでリヨンのためにプレーできることが大変嬉しいです。選手たちやこのクラブのことが大好きです。だからここに残ることを決めました。PSG(パリ・サンジェルマン)との決勝2試合を含め、まだ3試合が残っています。全てに勝ち、三冠を達成するために全てを尽くしたいです」
リヨンはCLで2季連続決勝に進出しており、決勝では同国のライバル・PSGと対戦。フランスカップでも同じくPSGとの決勝を残し、リーグ戦では残り3試合の時点で首位を走る。熊谷の言葉にもあるように、三冠達成に向けて順調な航海を続けている。
高倉麻子監督率いる新生なでしこジャパンではキャプテンを務めるCBは欧州最強クラブで成長を続けている。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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