【日本代表のUAE戦採点】本田はタッチ数ナンバー1もボールロストもナンバー1
パス成功率が低下した遠藤
日本代表は23日のアジアカップ準々決勝、UAE戦は1−1で延長戦に突入し、PK戦の末に4-5で敗れた。サッカーマガジンZONEでは死闘を繰り広げた試合を分析し、日本代表選手の採点を実施。途中出場で後半36分に強烈な同点弾を決めたMF柴崎岳(鹿島)にチーム最高評価の「7」、一方でUAEの鋭いカウンターへの対応に苦しんだ森重真人(FC東京)、吉田麻也(サウサンプトン)らをチーム最低点とした。
【GK】
川島永嗣 5・5 DFライン裏への対応とプレーエリアはアジアスタンダード
【DF】
長友佑都 6・0 能力的には圧倒的に高かったが決定的な仕事に繋げられず。終盤の故障は残念
森重真人 5・0 再三裏を狙われても対策立てられず
吉田麻也 5・0 裏への対応の悪さに加え、ビルドアップでもミスが目立った。
酒井高徳 5・5 高い位置で絡むものの効果的な攻撃に繋がらず。上がった裏は相手の狙いどころ
【MF】
遠藤保仁 5・5 相手陣内でのパスの成功率はチームで下から2番目。相手に読まれてしまい大会初の成功率70%台に落ち込む
長谷部誠 5・5 序盤相手エース、オマルへの対応に手を焼いていたが、 徐々に持ち味出した
香川真司 6・0 立ち上りこそ自陣でのプレー目立ったが、徐々にバイタルエリアで相手の脅威に
【FW】
本田圭佑 6・0 相手陣内でのタッチ数ナンバー1はエースの証しだが、ボールロストもチーム1
岡崎慎司 5・0 ボールへの関与少なく、パスの成功率もチーム最低。守備面の貢献も今日は見られなかった
乾貴士 5・5 立ち上りこそ積極的にシュートを放ったが徐々に消えてしまった
【交代】
武藤嘉紀 6・0 スピード、積極性十分に発揮したがフィニッシュ精度に課題
柴崎岳 7・0 途中交代で決定的な仕事。セットプレーのキッカー役でも本田のオプションになりうる
豊田陽平 5・0 高さ期待され投入されたが、決定力を見せられず
【監督】
アギーレ 6・0 冷静に選手の調子を見ながらの選手交代は評価できるが、長友の故障で結果的にリスクマネジメントが出来ず
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images