勝利の原動力は鹿島の小笠原とL・シルバ 浦和の“武器”を寸断「したたかに戦えた」

L・シルバ「相手の狙い消すことができた」

 鹿島の石井監督は「そこが、浦和さんとやる時はかなり重要なポイントになっていると思いますし、そこのコミュニケーションは、非常に良かったと思います。守備をする時間が長いとそこが崩れがちになるところだと思うのですが、辛抱強く、上手くコミュニケーションを取りながら、対応してくれたと思っています。交代して入った選手も、それをしっかり理解しながら、プレーしてくれたのではないかと思っています」と、戦前の狙い通りであり、その狙いを崩さずにプレーした選手たちを称えた。

 L・シルバも「この試合は高い集中力をいかに持続できるかだった。お互いに話しながら、完璧ではないにしても相手の狙いを消すことができたと思う。確かに首位のチームで、ほとんどの試合で得点しているチームに無失点だったことは、守備組織について自信は深まる」と手応えを口にした。

 さらに、アルビレックス新潟時代のチームメートでもある浦和のラファエル・シルバについては「彼の武器はスピードであって、ヨーイドンでは彼が絶対に勝つ。そうならないように経験値を生かしてショートカットして対応することもできた。彼と対峙した場面ではある程度、制することができたと思う」と話し、相手の得点源を封じ込めたことに満足感を示した。

 

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