川崎とACL同組の広州恒大にも執行猶予付きの無観客試合処分 香港への差別的横断幕を掲げる
「英国の犬」と書かれた横断幕を掲出 罰金250万円、2試合の無観客試合処分に
AFCチャンピオンズリーグに出場している川崎フロンターレは、サポーターが旭日旗を掲げたことで執行猶予付きの無観客試合の処分を受けたが、同組の広州恒大(中国)も同日に行われたイースタンSC(香港)戦で、「英国の犬」と香港に対する差別的な横断幕を掲げたことで、罰金処分および執行猶予付きの無観客試合処分を発表した。
問題が起きたのは4月26日に行われたイースタンSC対広州戦でのこと。試合は6-0でアウェーに乗り込んだ広州が圧勝したが、勝利後に興奮しすぎた広州サポーターが「英国の犬どもを全滅させた。香港の独立病も絶やした」との横断幕を掲げ、このメッセージが問題視されていた。
アジアサッカー連盟(AFC)はこの件を受けて、広州に対して2万2500ドル(約250万円)の罰金処分、ならびに2年間の執行猶予付きで2試合の無観客試合処分が下った。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」によると、広州は昨シーズンのACLでアル・アハリ(UAE)のトレーニングに潜入して撮影を行い、16万ドル(約180万円)の罰金処分を受けている。
川崎と広州、そして水原三星(韓国)が勝ち点2差にひしめく三つ巴の争いとなっているグループGだが、最終節を前に決勝トーナメント進出を目指す2クラブに対して厳しい処分が下された。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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