日本のダブルエースが痛恨のPK失敗でアジア杯8強敗退。連覇ならず、香川号泣
PK戦でまさかのダブルエースが失敗
延長前半に突入したが、そこでアクシデントが起こる。5分、長谷部のパスミスに加速した長友の右太もも裏に異変が 起きる。交代枠を使い切っていたために、アギーレ監督は交代できず。UAEの高速カウンターを封じてきた長友は足をひきずりながらのプレーが続いた。延長後半にアギーレ監督は長友のケガの負担を減少させるために、前線にコンバートする応急処置でしのいだ。
延長後半13分、本田がゴール前でファウルを受け、手にした直接FKのチャンス。柴崎のシュートはボール1つ分枠を外した。
そして、日本代表は運命のPK戦に突入する。最初のキッカーは本田。だが、エースが左足で放ったシュートはバーのはるか上を通過した。続く長谷部、柴崎はPKを成功させた。2人目を成功させていたUAEだが、MFイスマイールがシュートを大きく外して、2対2に追いつく。4人目と5人目のキッカーは両軍ともに成功した。
サドンデス方式の6人目のキッカーとなった香川がボールをセットし、放ったシュートが左ポストを直撃。一方のUAEは、6人目のキッカーが成功して試合終了となった。
勝利に喜ぶUAEイレブンの傍らで、最後のキッカーとなった香川は号泣。日本代表は、本田、香川というダブルエースがPKを失敗する無念の展開で、オーストラリアから去ることが決まった。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images