人種差別を事実上容認したセリエAに批判噴出 元トットナムFW「黒人選手はストライキすべき」

「こんなことは二度と起こるべきではない」

 そして「BBC」の解説者で、元トットナムFWギャレス・クルーク氏は「イタリア当局がサリー・ムンタリの出場停止を撤回しないのなら、イタリアリーグの黒人選手は今週末の試合参加を取り止めるべき」とストライキに打って出るべきと主張。「カリアリがわずか10人のファンの関与として、制裁を免れたことも信じられない。こんなことは二度と起こるべきではない」とも断罪している。

 カリアリの本拠地であるサルディーニャ島などのイタリア南部では、人種差別が根強い。レッジーナに所属していた元日本代表MF中村俊輔(ジュビロ磐田)も被害に遭ったことを告白していた。サッカー界に蔓延する人種差別がなくなる日は、果たして訪れるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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