元バルサの15歳久保が描く成長曲線にスペイン紙が熱視線 「母国で大きな進歩を遂げている」
トップデビューを果たした札幌戦を詳報 「素晴らしい時期を過ごしている」
3日に行われたルヴァン杯のFC東京対北海道コンサドーレ札幌のゲームで、U-20日本代表FW久保建英が後半から途中出場し、トップデビューを飾った。日本国内で大きな注目を集めているのと同時に、そのニュースは海を越え、バルセロナ贔屓のスペイン紙「スポルト」もデビューの様子を詳細に報じている。
記事の要約で「タケ・クボのデビューだ。元ブラウグラナ(青とエンジ、バルサの愛称)はFC東京でわずか15歳にして初陣」と記された久保について、後半21分からFW永井謙佑に代わってピッチに立ったことを報道。「バルサのユニフォームを着ていた頃のように、タケはこの試合で41番を付けて25分間プレーした。日本のクラブはインスタグラムに複数の画像を投稿し、メディアプンタ(トップ下)のデビューを祝った」と、FC東京のインスタグラムを引用して伝えている。
久保はこの試合で、ドリブル突破や直接FKから際どいシュートを放つなどチャンスを創出した。「中盤のアタッカーは積極的に試合に関与し、彼のデビュー戦は日本で大きなインパクトを与えた。タケはラ・マシア(バルサの下部組織)後も、素晴らしい時期を過ごしている。彼とバルサの関係性はいまだに残っており、彼の夢がいつかバルサへ戻ることなのは明らかだ」と、堂々としたプレーを称えるとともに、将来的なバルセロナ復帰についても視線が向けられている。
5月20日に韓国で開幕するU-20ワールドカップのメンバーにも入った久保に対して、「母国で大きな進歩を遂げている」とも同紙は記している。帰国を余儀なくされたが、久保が描く成長曲線はバルセロナでの期待感も膨らませているようだ。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images