浦和が一部サポーターの“さいたまダービー”での違反行為を謝罪 「事実確認を行い厳正に対応」
敵地での大宮戦で開門直後にトラブル、試合後には物の投げ込みも
4月30日のJリーグ第9節、大宮アルディージャと浦和レッズによる“さいたまダービー”の試合において、一部浦和サポーターが緩衝帯の柵を蹴るなどのトラブルが発生したが、浦和が「事実確認を行ったうえで、厳正に対応してまいります」と発表している。
浦和は当該のゲームにおいて「浦和レッズの一部のサポーターによる、『新たに設置された緩衝帯のフェンスを蹴ったり、メッシュのカバーをはがしたりする等の行為』、『試合後の物の投げ込み行為』等の試合運営を妨げる違反行為がありました。また、入場ゲートでも混乱があったとの情報を得ております」としている。
開門直後にアウェーサポーターエリアとホームエリアを分ける緩衝帯のところで、一部の浦和サポーターが柵を蹴る場面があり、警備員により制止されていた。また、試合が大宮の1-0での勝利に終わったこともあり、試合後は浦和サポーターから大ブーイングが巻き起こった。その際にスタンドからの投げ込みがあったとしている。また、入場ゲートでの混乱について、大宮は「不正入場未遂行為」があったと発表している。
浦和は「ご観戦をされた皆さまをはじめ、運営主管である大宮アルディージャ様や多くの方々にご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます」とした上で、「今後、事実確認を行ったうえで、厳正に対応してまいります」と発表した。
大宮も同様に「対戦相手である浦和レッズをはじめ、関係各所と連携し調査確認の上、厳正に対応してまいります」と発表。両チームのサポーターが作り出す熱気あふれるダービーの雰囲気はJリーグの魅力ではあるが、ピッチ内の選手と同様にピッチ外のサポーターにも、ルールを遵守した行動が求められる。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images