“三度目の正直”を狙うアトレチコ監督 「審判に目立ってほしくない」と“レアル寄り判定”を牽制
CL4シーズンで三度目の“マドリードダービー” シメオネ監督も雪辱誓う
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝、レアル・マドリード対アトレチコ・マドリードの第1戦が、現地時間2日に行われる。昨季決勝の再戦となったスペイン首都決戦には大きな注目が集まるが、アトレチコのディエゴ・シメオネ監督は前日会見で「レフェリーが目立たないことを願う」と判定に対してクギを刺したと、スペイン紙「AS」が報じている。
アトレチコはシメオネ監督の下で鍛え上げられた規律とファイトする姿勢を武器に、過去3シーズンで二度のCL決勝進出を果たした実績を持つ。しかし二度とも同都市のライバル、レアルの前に涙を呑んだ過去がある。
今回の激突で“三度目の正直”となるかが注目されるが、シメオネ監督は「ジダンのやっていることは驚異的だ。チームではドレッシングルームでの感情のバランスを取りつつ、高いレベルで競争させている」と、相手指揮官の人心掌握術について称賛を送っている。その一方で指揮官が気にしたのは、レアルの本拠地サンチャゴ・ベルナベウでのレフェリーの笛だ。
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