浦和サポーターが“さいたまダービー”で違反行為 器物損壊や不正入場未遂に大宮側「厳正に対応」
ホームエリアでの応援行為も禁止に
変更前から追加された項目は、「ホームエリアにおけるアウェーチームの応援」とされた。これまでは、ビジターチームのレプリカユニフォームや応援グッズなど、それに類するものの着用が禁止されていたが、それにプラスして応援行為も追加されることになった。
大宮の発表では立見席を含め1万2500人の収容人員であるNACK5スタジアムだけに、注目度の高いダービーマッチである浦和戦はチケットが完売。ビジターエリアの座席を購入できなかった浦和サポーターの一部がホームエリアの座席を購入し、浦和の応援をしていた。試合中も浦和の応援に合わせて、手拍子や声援を送る姿などが確認されていた。
大宮のクラブスタッフによると、浦和戦だけでなく全試合で今季からアウェー側のゴール裏スタンドの一部をホームエリアとしていたという。しかし、ホームエリアの中で浦和の応援をするサポーターと大宮サポーターが完全に隣り合わせとなる状況に、トラブルが懸念され警備員が重点的に警戒する状態になっていた。
大宮は、3日のルヴァン杯ベガルタ仙台戦から新規則を適用するとしている。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images