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フル出場の久保は不発…ヘント優勝は厳しい状況に 首位アンデルレヒト戦は0-0ドロー
開始早々に存在感を示した久保、後半にもシュートを放つがゴールならず
日本代表FW久保裕也が所属するヘントは、30日に優勝プレーオフ第6戦で首位のアンデルレヒトをホームに迎え撃ちスコアレスドローに終わった。フル出場の久保は惜しいシュートも放ったが無得点に終わり、チームに勝ち点3をもたらすことはできなかった。
プレーオフ前半5試合を終えて3勝2分と無敗のヘントだが、レギュラーシーズンの勝ち点を半分持ち越すレギュレーションのため、アンデルレヒトを勝ち点5差で追いかける状況で迎えたゲームだった。後半戦のスタートとなるゲームとはいえ、引き分け以下では優勝がかなり難しくなる背水の陣で迎えた。
試合開始直後の前半2分に久保はハーフライン付近でボールを持つと、相手の激しいチャージにひるむことなくドリブルで突進。ペナルティーエリアの直前まで進んでFWシモンにラストパスを通したが、シュートは枠を外れた。開始早々に存在感を示した久保だったが、ヘントはサイドからの強引なクロスが目立つ単調な攻撃となり、決定機を作り出すことはできず。スコアレスのままハーフタイムを迎えた。
後半に入って、最初にゴールに迫ったのは久保だった。後半6分、右サイドからのゴール前を横切るような低く速いクロスに対してファーサイドに飛び込み、角度のないところから左足で合わせたが、ボールはサイドネット。同15分にはゴール前の中央約20メートルの距離から左足でミドルシュートを放ったが、大きく枠を外れた。
次第にゲームは攻めるヘント、守るアンデルレヒトという構図が鮮明になっていった。同39分にはMFミリチェビッチの直接FKがゴール左上スミを強襲したが相手GKのファインセーブに合い、最後までゴールは割れず。スコアレスドローで勝ち点1ずつを分け合い、残り4試合で勝ち点5差とヘントの優勝はかなり厳しい状況に追い込まれた。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images