“昇格組3連戦”で痛恨の勝ち点2… 川崎がC大阪に0-2と敗れリーグ4戦未勝利

小林が痛恨のPK失敗、敵地でC大阪に敗れる

 川崎フロンターレは30日、J1第9節でC大阪と対戦し、敵地で0-2と敗れた。川崎はリーグ戦の直近3試合が昇格組との3連戦となったが、2分1敗と勝利を挙げることができず、上位争いに加わる上で痛恨の結果となってしまった。

 試合は開始直後から、ホームのC大阪に主導権を握られる展開となる。前半17分、相手MFソウザがエリア外からミドルシュートを狙うと、これが川崎守備陣に当たってコースが変わる。逆を突かれたGKチョン・ソンリョンだったが、パンチングで間一髪ボールを弾き出した。同26分にはクロスのこぼれ球を拾われ、C大阪MF山口蛍に強烈なダイレクトボレーで枠を捕らえるが、再びチョン・ソンリョンがファインセーブを見せてゴールマウスを守り切った。

 終始押し込まれていた川崎だったが同43分、ボックス右でFW小林悠が放ったシュートのこぼれ球をMF三好康児が詰め寄ると、C大阪DFマテイ・ヨニッチがクリアしようと振り上げた足が危険行為と見なされPK判定。主将の小林がキッカーを務めるが、シュートをバーに当ててしまい先制点を奪えなかった。

 川崎は前半だけで合計4度、C大阪に決定機を与えたが、その全てをチョン・ソンリョンがファインセーブで防ぎチームを救ったものの、千載一遇のチャンスを棒に振ってしまい、前半をスコアレスで折り返した。

 後半、こう着状態が続いたなかで迎えた同22分にスコアが動く。ボックス右に抜け出したC大阪MF山村和也に右足を振り抜かれると、ゴール左隅に痛恨の先制点を決められた。さらに後半42分、川崎が前掛かりになった局面でショートカウンターを許すと、C大阪MF清武弘嗣に今季初ゴールを奪われ万事休す。試合はこのまま終了し、0-2の敗戦となった。

 川崎は第7節コンサドーレ札幌戦を1-1、第8節の清水エスパルス戦で2-2、そして今節のC大阪戦で0-2の敗戦と、昇格組の3チームから一つの白星も手にすることができず、わずか勝ち点2しか得られない痛恨の3連戦となった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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