前半は香川のパスから好機創出も…後半に入ると存在感が希薄に

　ドルトムントの日本代表MF香川真司は0-0に終わった29日の本拠地ケルン戦で後半21分までプレーしたが、得点には絡めずにドイツメディアから「攻撃的な選手の中で最弱だった」と辛口評価を受けている。

　香川は前半に積極的にシュートチャンスに絡んだ。前半14分にはMFロイスの縦パスに抜け出し、左足でゴール前に完璧なクロスを送り届けた。これをFWオーバメヤンがゴールに押し込んだものの、香川のオフサイドでアシストは未遂に終わった。

　その直後には香川のスルーパスからロイスが決定機を迎えたが、元ドルトムントのDFスボティッチの好守に阻まれた。さらに同34分にも香川のパスから生まれたチャンスでロイスがネットを揺らしたが、オフサイドでのノーゴール。映像で見る限り、ロイスはオンサイドだったが、不運な判定でゴールは無効となった。

　後半に入ると香川の存在感がさら希薄になった。右サイドからのパスにダイレクトで合わせたシュートを大きく枠外に外した直後の後半21分、MFゲレイロとの交代でピッチを後にした。試合はその後もスコアは動かず、0-0のドロー決着となった。