伊代表の有望株FW、自身の移籍金120億円設定に困惑 「最近のサッカー界は大金の話ばかり」

トリノFWベロッティは今季30試合25得点、クラブは「1億ユーロ」の値札を付ける

 今季のイタリア・セリエAで30試合出場25ゴールと驚異的な得点力を発揮しているトリノのイタリア代表FWアンドレア・ベロッティは、移籍金が1億ユーロ(約120億円)に設定されたことで話題になった。しかし、当の本人はそうした評価に困惑している面もあるようだ。イタリア衛星放送局「スカイ・スポーツ」のインタビューに応じている。

「最近のサッカー界は大金の話ばかりだと感じるよ。ここ数年は特に金額の上がりっぷりがすごい。多くの選手に7000万ユーロや8000万ユーロという金額をすぐに支払うという話になって、それが今や1億ユーロなんだ。とんでもない金額を支払うクラブがあるけど、彼らの背後には数十億ユーロという金額があるから、そのくらいは何とも思わないのだろうね」

 23歳のベロッティは、イタリアサッカー界において久々に誕生したストライカーらしいストライカーとして期待を集めている。すでにイタリア代表に招集され、4試合で3ゴールを挙げている有望株だ。

 そうした活躍に国内外のビッグクラブの目が向いたが、トリノはすぐに「1億ユーロ」という値札を付けて安売りはしないという姿勢を鮮明にした。それでも、その金額すら何とも思わないクラブが増えているとベロッティは話した。しかし、自身に付けられた超高額の値札はベロッティを少々当惑させているようだ。

 

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