徳島DFがボールボーイを小突いて一発退場処分 非紳士的行為に主審が迷わずレッドカード提示
前半14分、DF馬渡がボールボーイからボールを受け取る際に暴力行為
J2リーグ第10節のジェフユナイテッド千葉対徳島ヴォルティスが29日に行われ、徳島のDF馬渡和彰がボールボーイに対する非紳士的行為で一発退場となる異例の事態が起きた。
序盤からホームの千葉が主導権を握って徳島陣内に攻め込み、立て続けにシュートチャンスを創出していく。そして事件が起きたのは前半14分だった。
徳島のMFカルリーニョスから左サイドにロングボールが展開され、DF馬渡が走り込むも、千葉のGK佐藤優が果敢に飛び出してクリア。徳島ボールのスローインとなった際、ボールボーイにすぐさまボールを渡すように要求する馬渡。一方、ボールボーイは一瞬反応が遅れてからボールを渡したものの、それに怒った馬渡がボールボーイを小突く暴力行為を働いてしまう。
これを見た高山啓義主審はすぐさま駆け寄ると、非紳士的行為と判断して迷わずに一発レッドカードを提示。徳島の選手たちが主審に猛抗議するも判定は覆らなかった。
ボールボーイへの非紳士的行為で一発退場という事態に、千葉サポーターからブーイングが飛ぶなど、フクダ電子アリーナは一時騒然とした。
試合は数的優位となった千葉が前半23分にMF高橋壱晟のゴールで先制。終了間際にFW指宿洋史が追加点を決めて2-0で千葉が勝利した。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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