得点ランク2位とゴール量産の南野に現地紙も注目 「68分で1ゴール」の決定力で得点王も視野

今季15試合で11ゴール、「もっと良いプレーをできるように」と向上心

 ザルツブルグのFW南野拓実は、オーストリア・ブンデスリーガで今季15試合11ゴールと爆発して得点ランキング2位タイにつけ、リーグ得点王も視野に入れるなか、オーストリア紙「Heute」では日本人アタッカーの活躍ぶりに注目している。

 南野は現地時間2日の2位ラインドルフ・アルタッハ戦で2ゴールを決めるなど、ゴール量産体制に入っている。同紙調べのデータによると、南野の今季リーグ戦出場時間は751分で、1ゴールに必要とする時間は68分。1試合に1得点以上のハイペースという驚異的な決定力に触れられている。また得点ランキングでは、シュトゥルム・グラーツFWデニ・アラルの15ゴールに次ぐ2位タイにつけ、リーグ残り6試合での逆転も決して不可能ではない。

 同紙の取材に対して南野は「ボールを持った際には、もっと良いプレーをできるように学ばないと。そのためにはよりプレーしないといけない」と向上心を見せている。語学的な部分もあるのか「監督とはあまり話してはいない。ただ自分が監督を必要とした時には正しい方向に導いてくれる」と、オスカル・ガルシア監督への信頼感も口にしている。

 また「モーツァルトとサウンドオブミュージックのおかげで日本人観光客に人気だ」と記しつつ、南野が街中で気づかれることもあるという。南野本人は「ヨーロッパの大舞台での戦いを子供の頃から目指していた。だからこそ1つでも多くのゴールを決める必要がある」とも話している。

 南野と同じリオ五輪世代では、ベルギーのヘントで得点を量産し、日本代表の主軸に定着しつつある久保裕也という存在もいる。オーストリア随一の名門で存在感を発揮すれば、バヒド・ハリルホジッチ日本代表監督の目にも止まるはずだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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