ヘント久保が「スシボンバー」の異名に難色 新候補は「ワサビウォリアー」「刺身ストライカー」

「スシ」を冠したニックネームに、「ちょっとステレオタイプかなと」と違和感

 ヘントの日本代表FW久保裕也はベルギーリーグで爆発的な活躍を見せているが、地元メディアに冠された「スシボンバー」というニックネームに難色を示している。地元サッカー専門メディア「フトバルクラント」が報じた。

 欧州でブレークする日本人ストライカーが通る道なのだろうか。2002年にハンブルガーSVに移籍した元日本代表FW高原直泰(沖縄SV/代表者兼選手)は入団記者会見で記者にケータリングのお寿司がクラブから振舞われ、「スシボンバー」の異名で愛された。

 久保もまたヘントで「スシ」を冠された異名で知名度を拡大している。だが、若武者は心からニックネームを気に入っているわけではないという。

「嫌いというわけではないのですが、ちょっとステレオタイプかなと。日本はスシだけではありません。他にも食べ物はあります」

 久保は明確な違和感を明らかにした。特集では「ワサビウォリアー」や「刺身ストライカー」という候補を挙げながら、「他にオススメのあだ名? 今すぐにはちょっと……日本ではあだ名はないんですよ」と、久保は新たなニックネームにも及び腰だったという。

 それでも、スシボンバーについては断固お断りというわけでもないという。「問題はありません。自分も笑えますし、スシは好きです」と語った久保。今後もスシボンバーの名の下に、ゴールを量産することになりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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