注目度を高めるモナコの仏代表18歳FW 代理人が明言「彼を獲得できるのは世界で4チームだけ」
移籍金156億円とも言われるFWムバッペ、サッカー史に残るマネーゲームの可能性も
今シーズンの欧州サッカーでその市場価値を大きく上昇させたのは、モナコに所属するフランス代表FWキリアン・ムバッペだ。現在156億円とも言われる移籍金が設定されるなか、フランス紙「レキップ」でムバッペの代理人が移籍候補を4つに絞ったという。
ムバッペは昨年12月に18歳となったばかりながら、リーグアンで得点ランキング5位の13ゴールを決めており、またUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でも5ゴールを挙げ、コロンビア代表FWラダメル・ファルカオとともに強力2トップを形成している。
ティーンエイジャーとは思えぬ決定力を発揮していることもあり、各国クラブが一気に注目度を高めている一方、彼の代理人を務めるパスカル・ボワソーは今後のプラン設計に高いハードルを設けているという。
「世界のフットボールチームで彼を獲得することができるのは、たった4チームだけだ。それはバルセロナ、レアル・マドリード、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッドである」
スペインの二大巨頭、そしてマンチェスターが誇る2クラブのみに資格があると超強気の発言をした。英紙の報道によると、このうちペップ・グアルディオラ監督率いるシティがムバッペに関心を寄せて調査を始めたが、モナコ側が提示した移籍金は1億1000万ポンド(約156億円)と天文学的な数字ということもあり、莫大な資金力を持つシティもさすがに尻込みしたとも伝えられている。
「まだ今夏はモナコを去るのが、彼にとってベストの選択肢とは思っていない。今まさに彼は飛躍している。彼以上のレベルの新星はいないからね」
ボワソーは現時点では“非売品”であることを強調している。ただ世界的な4クラブが獲得に本腰を入れれば、サッカー史に残るマネーゲームが繰り広げられる可能性も否定できない。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images