ミラン本田の“今夏サヨナラ率”はチーム単独1位の99% 「未来はMLSにある」と伊メディア断言
ミラン所属選手の移籍率を予想 残留確定は7選手のみ
ACミランの日本代表MF本田圭佑は、23日に本拠地で行われた第33節エンポリ戦(1-2)の後半43分から途中出場し、2017年になってから初めてとなるリーグ戦17試合ぶりの出場を果たした。今季限りで契約満了となる背番号10は、ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督からの信頼をつかめず事実上の構想外となっていたが、終盤戦に差しかかっての出場機会増、そして契約延長にわずかな希望の光が見えてきた。だが、イタリアメディア「トゥットメルカートウェブ・コム」では、ミラン所属選手の来季「サヨナラ率」を特集。本田は在籍選手で最高となる移籍率99%と分析されている。
ミランは中国人オーナーの買収手続きが完了し、30年間にわたって会長を務めたシルビオ・ベルルスコーニ氏は正式に退陣となった。中国資本による“チャイナ・ミラン”がついに発足したなか、来季の残留が確定している選手は、同記事によればDFアレッシオ・ロマニョーリ、DFイニャツィオ・アバーテ、DFダビデ・カラブリア、MFマヌエル・ロカテッリ、MFリッカルド・モントリーボ、MFジャコモ・ボナベントゥーラ、FWジャンルカ・ラパドゥーラの7人だという。それ以外の選手は、チームを去る可能性があるとされた。
現在、期限付き移籍でプレーしている選手のうち、3人はミランが来季契約を望んでいるという。エバートンから期限付き移籍中のスペイン代表FWジェラール・デウロフェウ。バルセロナがエバートンから買い戻しオプションを行使する可能性が高まっており、流出する可能性は70%と高い。
チェルシーからレンタル中のクロアチア代表MFマリオ・パサリッチも、ミランは来季契約を望んでいるが、デウロフェウとは事情が異なり、保有元のチェルシーは復帰を望んでいないという。金額次第で完全移籍での獲得が可能とあって、サヨナラ率は30%と低い。