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バルサのポルトガル代表MFがようやく覚醒 監督は飛躍期待「まだ30%しか力を出してない」
オサスナ戦で2得点を決めたMFゴメス、イニエスタらの後継者として育てる方針か
バルセロナは現地時間26日に行われたリーガ・エスパニョーラ第34節オサスナ戦で7-1の圧勝を飾り、リーグ暫定首位をキープした。この試合で2得点を決めたポルトガル代表MFアンドレ・ゴメスは昨夏加入後、バルサファンから大きな批判を受けていたが、ようやく覚醒したとスペインメディアが報じている。
バルサはオサスナ戦でアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、スペイン代表FWパコ・アルカセル、そしてアンドレ・ゴメスも2ゴールを決めて本拠地カンプノウを沸かせた。特に疑問の声を称賛に変えたのはアンドレ・ゴメスだった。昨夏の欧州選手権(EURO)でポルトガル代表の初優勝メンバーとなった実績もあり、3500万ユーロ(約41億円)でバレンシアからバルサの一員となった。
しかし、バルサの生命線である中盤ユニットのタスクを叩き込むのは難しかったのか、レギュラーポジションを奪い取るには至らず、オサスナ戦を迎えるまでの公式戦ゴール数はわずか1。むしろ出場した試合で敗戦するとブーイングを受け、スケープゴートにされる状況が続いた。その苦境を受けての2ゴールだった。
スペイン紙「マルカ」はルイス・エンリケ監督のコメントを紹介。「彼はとても多くのポテンシャルを秘めていて、私は批判を受けようと1000回は同じことを言う。彼はまだ持てる力の30%しか出していない。100%の状態をイメージしてあげよう」とファンに忍耐を求めたことを伝え、さらなる飛躍に期待を寄せている。
バルサは長年スペイン代表MFアンドレス・イニエスタと同MFセルヒオ・ブスケツの2人がメーンキャストを担ってきたが、イニエスタも30代に差し掛かり世代交代の必要性が囁かれている。23歳のアンドレ・ゴメスはその後継候補の一人だけに、今季限りで退任する指揮官も擁護して育てていく方針なのかもしれない。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images