豪州で戦う日本人MF、浦和に完敗し再確認 「日本は技術があって良いサッカーをする」
「外国人として、より結果を求められる」
川崎フロンターレ、セレッソ大阪、サガン鳥栖でのプレーを経て昨年7月にオーストラリアに移籍し、日本で迎えたゲームに「すごく変な感じで、不思議だった」と話した楠神。Jリーグ時代にも対戦していた浦和を「ポゼッションでの差を感じた。全員がやろうとしていることが統一され、チームとして良くなっている。1-6という結果は悔しいですね」と話した。
その一方で「全く違う環境と文化の中で1年を通して試合に使ってもらって、良い経験ができたと思います。外国人として、より結果を求められることは意識しています」とも話す。「芝も緩い」というプレー環境の中で、力強さを増しているようだ。
「改めて、日本は技術があって良いサッカーをすると思った」と振り返った楠神は、チームとともにオーストラリアへ“帰国”する。ACLという舞台によって実現する、助っ人として海外でプレーする日本人選手とJクラブの対戦――。それは日本サッカー全体の底上げとアジアにおける立ち位置を知る上でも、有意義なものとなっているはずだ。