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テネリフェ地元紙が柴崎の今夏退団を予想 「W杯へ近づくため」出場機会を求めると指摘
今冬に加入後、わずか5試合144分出場 古巣鹿島への帰還を示唆
テネリフェに今冬移籍したMF柴崎岳は、リーガ・エスパニョーラ2部終盤戦にかけて出場機会を獲得しつつあるが、途中出場がほとんどで今季限りでの退団が報じられている。地元紙「デポルプレス」も、「今季終了後、契約延長する可能性は薄いだろう」としている。
柴崎は現地時間23日に行われたヌマンシア戦にトップ下として途中出場したものの、テネリフェが1-0とリードした状況もあって、リスクを冒さないロングボールを多用。柴崎がボールに触れる場面はほとんどなく、終了間際の失点で1-1のドローに終わった。また柴崎自体の起用法を見ても、スタメン起用されたのは第32節オビエド戦(1-0)のみ。出場5試合のプレータイムは144分にとどまっている。
この状況を受けて同紙は、日本で古巣である鹿島アントラーズ復帰の可能性が報じられていることを伝えつつ、柴崎の3カ月間の歩み、そして今後の展望についてこう記している。
「シバサキはテネリフェに到着してから発症した不安障害を克服し、ホセ・ルイス・マルティ監督のローテーション策の中に入り始めてはいる。ただ2018年ロシア・ワールドカップ(W杯)へと近づくためには、出場時間が継続的に必要となる。それを果たすためにはテネリフェとの契約を満了した後、彼が輝いた日本のチームに戻ることになる」
サブに甘んじている現状を踏まえて、柴崎が出場機会を求めるのではないかと予測している。果たして半年間の契約の終了が近づき、来年にはロシアW杯が控えるなかで、柴崎はどのような決断を下すのだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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