「ミランにがっかり」と格下相手の敗戦を嘆く番記者 「本田をもっと早く入れていたら…」
本拠地でエンポリに1-2敗戦 本田は17戦ぶりにトップ下で途中出場
ACミランの日本代表FW本田圭佑は、現地時間23日に行われた本拠地エンポリ戦で後半42分から出場。約8分のアディショナルタイムを含めて約11分間プレーした。2017年でリーグ戦初出場となった背番号10は、劣勢を挽回すべくトップ下で動き回った。これまで事実上の戦力外状態と見なしていたヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は、本田に対する評価を変えたのだろうか。地元で長く取材をするミラン番記者に訊いた。
エンポリ戦後の記者会見室で、地元テレビ局「7ゴールドTV」の番記者、パオロ・ヴィンチ氏は落胆しきった表情だった。
「ミランにがっかりした。今季で一番失望した試合かもしれない。試合終了間際に追いついたダービーでの情熱をそのままに、ヨーロッパリーグ入りを決定してしまいたかった。しかし、ホームで負けるなんて……。エンポリの方が勝利にふさわしかった。ミランはいい試合をしなかった。ドンナルンマ以外は誰も許されない。ドラマティックな日、重すぎる敗北。モンテッラ時代で一番重い負け試合だろう」
格下のエンポリに1-2と敗れたミランは、33節終了時点で6位。来季のUEFAチャンピオンズリーグ圏内の3位ナポリとの勝ち点差は13に開き、来季のUEFAヨーロッパリーグ出場圏内の5位アタランタとの勝ち点差も5に開いてしまった。
残り5試合で苦境に立たされたミランだが、試合終了間際にモンテッラ監督は本田の名前を呼んだ。リーグ戦では昨年12月12日のローマ戦(0-1)以来、じつに17試合ぶりの出番だった。
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