G大阪MF堂安の衝撃ミドル弾は「GKのミス」 豪州代表OBがアデレード守護神を一刀両断
18歳MFのACLでのゴラッソは、アデレードGKの失態に起因と断言
ガンバ大阪のU-20日本代表MF堂安律は、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第5節、本拠地でのアデレード・ユナイテッド(オーストラリア)戦でスーパーミドルを沈めた。現役時代にサウサンプトンなどでプレーした元オーストラリア代表OBは、ゴールを決めた若武者の美技ではなく、「GKの技術的なミス」と一刀両断している。
1-0とリードして迎えた前半12分、18歳の天才MFが吹田スタジアムで輝きを放った。ペナルティーエリアやや外、右サイド45度でボールを持つと、切り返しを入れてから左足を一閃。相手GKガレコビッチは一歩も動けず、強烈な一撃がニアサイドの右隅に突き刺さった。
AFC公式ツイッターも「ゴール! ドウアンによるロングシュートが飛ぶと、GKガレコビッチはなす術なし」と速報したが、米スポーツ専門テレビ局「FOXスポーツ」で解説を務めた元オーストラリア代表MFロビー・スレーター氏は、GKの技術的なミスを指摘している。
「これはガレコビッチによるゴールキーパーのミスに起因するものだ。この出だしは最悪だ」
イングランド生まれのスレーター氏は、1994年にブラックバーンでプレミアリーグ優勝を経験。ウェストハム、サウサンプトンなどプレミアリーグを舞台に戦ったかつての名手は、このゴールが堂安の美技ではなくGKによる失態で生まれたものだったと断言した。
左利きの堂安だが、ガレコビッチはクロスを過度に警戒するあまり、不用意なほどファーサイド寄りにポジションを取っていた。シュートに対してあまりに無警戒なポジショニングが致命傷になったと、スレーター氏は結論づけていた。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images