格下に敗れ、しびれを切らした名物会長 インザーギ監督が解任危機!?
セードルフと同じ道を歩むのか!?
年明け後は、リーグ戦2敗1分と不振のミラン。インザーギ 監督は19日、ミラネッロでスタッフとアドリアーノ•ガリアーニCEOと緊急会議を開いたという。主将のイタリア代表MFリカルド・モントリーボは、選手の疲労蓄積を指摘し、指揮官は選手のピッチ上の不注意を改善点に挙げたという。
一方、地元紙「コリエレ・デロ・スポルト」は「ミランの移籍市場」という見出しの特集でロッソネロの危機的状況を伝えている。
「土曜日のリーグ戦でのラツィオ戦と、火曜日のイタリア杯のラツィオ戦というダブルマッチで監督の座は決定的なものとなる」と報道。24日のリーグ戦、そして、27日のイタリア杯での2試合の結果次第でインザーギ監督の更迭の可能性を報じている。次期監督として、解任されたロシア強豪ゼニトから違約金を受けとっている戦略家ルチ アーノ・スパレッティ監督、元イタリア代表のチェザーレ・プランデッリ監督を候補に挙げている。また、アシスタントコーチのマウロ・タソッティ氏の暫定監督就任の可能性も報じた。
ミランは、昨年1月にインザーギと同じくクラブのレジェンドを切り捨てている。ブラジルで現役生活を続けていたクラレンス・セードルフ前監督を招聘し、たった半年で更迭。スーペルピッポは、親友のセードルフ氏と同じ呪われた道を歩むのか。ラツィオとの連戦はミランの未来を左右する重要決戦となりそうだ。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images