G大阪が後半ATの失点でアデレードに痛恨3-3ドロー GS突破へ向け厳しい状況に…
名手遠藤がまさかのPK失敗…
後半に入っても5分に、FWディアワラの際どいシュートをGK東口順昭が間一髪弾き出すなど、G大阪は押され気味の展開が続く。するとその4分後、ディアワラからの落としを受けたFWオドハティに痛烈なミドルシュートを決められて2-2の同点に追いつかれた。
しかし同11分、ペナルティーエリア右で攻撃参加したオ・ジェソクが相手マーカーと入れ替わろうとしたところ、手で引き倒されてPKを獲得。この大チャンスでキッカーを務めたのは名手・遠藤だったが、コントロールシュートではなくゴール右上を狙ったキックは大きく枠外へと逸れた。
同点のチャンスを逃したG大阪は途中交代のMF泉澤仁を投入すると、同23分に鋭い突破から長沢のダイビングヘッドを呼び込むなど必死に攻め立てた。同30分には、遠藤に代えてFWアデミウソンを投入。その執念が実ったのは同32分だった。相手FWディアワラが倒れていたが、G大阪はプレーを続行し、右サイドをオーバーラップしたオ・ジェソクが相手マーカーを置き去りにすると、クロスに長沢が飛び込んでゴールラインを割る。相手マーカーに当たったようにも見えたが、長沢のこの日2点目のゴールが認められ、3-2と勝ち越しに成功した。
しかし、後半アディショナルタイムだった。右サイドで直接FKを与えると、ディアワラのヘディングシュートがゴール右隅に吸い込まれる。終了間際の痛すぎる失点で、G大阪は勝ち点3獲得を最後の最後で逃し、グループステージ突破に向けて非常に厳しい状況に追い込まれた。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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