G大阪が後半ATの失点でアデレードに痛恨3-3ドロー GS突破へ向け厳しい状況に…
堂安の豪快ミドルなどで優位に進めるも、ホームで3失点
ガンバ大阪は25日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第5節、本拠地アデレード・ユナイテッド(オーストラリア)戦に臨んだ。序盤にエースFW長沢駿の先制弾、U-20日本代表MF堂安律と立て続けにゴールを奪ったものの同点に追いつかれ、MF遠藤保仁のPK失敗、終了間際の失点などもあり3-3と痛恨のドローに終わった。
G大阪はここまで1勝3敗の勝ち点3と苦戦しているが、残り2試合はいずれもライバルとの直接対決であり、2連勝すれば文句なしで2位の座をつかむことができる。その状況を受けて長谷川健太監督は、ACLで多く採用していた3バックではなく4-4-2システムを採用した。
するとキックオフ直後から、G大阪らしい攻撃力が炸裂した。前半6分に得た左CKでキッカーのMF遠藤保仁が蹴ったボールを、長身の長沢がニアサイドに走り込んで頭一つ抜け出たヘディングシュートを叩き込んで1-0。勝利が必須のチームにとって最高の滑り出しとなる先制点を手に入れた。
その6分後には、クラブ下部組織の傑作との呼び声高い堂安が大仕事をする。ペナルティーエリアやや外、右サイド45度でボールを持つと左足を一閃。クロスを警戒した相手GKをあざ笑うかのように、ボールはニアサイドの右隅へと突き刺さって2-0。堂安にとってJ1大宮アルディージャ戦に続く公式戦2試合連続ゴールとなった。
守備陣もアデレードの強引な攻めを耐えきっていたが同43分、DF金正也がピッチに足を取られてピンチを招くと、最後はFWシリオに決められて1点差に詰め寄られて前半を折り返した。
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