川崎がアウェー水原三星戦でACL初勝利! 奈良のヘディング弾で1-0、決勝T進出に望みつなぐ
前半は川崎がボール保持率を高めるも、シュートにつながらない時間が続く
川崎フロンターレにとって、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ突破への大一番は、大会初勝利で決勝トーナメントへの道を大きく切り開いた。25日のACL第5節で水原三星(韓国)と敵地で対戦した川崎は、後半3分にDF奈良竜樹が決勝ゴールを決めて1-0で勝利を収めた。
ここまでグループステージ4戦連続ドローと、無敗ながらも未勝利というもどかしい状況が続くなか、勝ち点8で首位に立つ水原三星との一戦を迎えた。川崎は2連勝すれば自力で突破できる一方、引き分け以下に終わった場合は、他会場の結果次第で敗退決定となる背水の陣で臨む一戦になった。
川崎は敵地に乗り込んだなかでも武器とするパスワークでボール保持率を高めるも、シュートや決定機の創出につながらないもどかしい時間が経過。引き分けでも突破が決まる水原三星が5バックと3ボランチで固めてきたこともあり、効果的な攻撃を繰り出せず。前半18分には、カウンターから相手FWパク・キドンが古巣対決になるGKチョン・ソンリョンと1対1になる大ピンチを迎えたが、シュートは枠外に飛んで事なきを得た。
水原三星の守備ブロック外でボールを回す形を強いられるなか、同32分にはペナルティーエリア外からMF中村憲剛が狙いすましたミドルシュートを放ったものの、わずかに枠外。結局、スコアを動かすことはできずに0-0でハーフタイムに突入した。
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