浦和の阿部、ACLに向け駅前で志願のビラ配り 主将の告知活動にチームメイトも「すごい!」
オフのなか浦和駅前で声を掛け35分で1000枚を配り、クラブのために行動
浦和レッズの主将、MF阿部勇樹がピッチ外で志願の行動に出た。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第5節の本拠地ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(WSW、オーストラリア)戦を翌日に控え、クラブスタッフが実施した浦和駅前でのビラ配りに参加した。
ここまでリーグ戦全試合でフル出場するなど大車輪の活躍を見せるキャプテンは、この日のトレーニングをコンディション調整のためにオフとなり、WSW戦を欠場することが極めて濃厚だが、それでもクラブのためを思う行動に出た。
この日、浦和は浦和駅、浦和美園駅、東川口駅、鳩ケ谷駅の4カ所で、翌日のWSW戦に向け合計2150枚のビラ配りを実施した。平日のナイトゲームとあり、シーズンチケットを含む前売り販売数が約2万5000枚。告知活動に力を入れるなかで、阿部がクラブスタッフに「自分もやりたい」と志願して浦和駅前に現れ、道行く人に声を掛けながら配ったビラは約35分で用意された約1000枚がなくなったという。そして、その後は今後の日程が記載されたビラを約200枚追加して配ったとのことだ。
そうした行動に、WSW戦でスタメン出場が濃厚なFW李忠成は「すごい!」と感嘆し「選手が自発的にやることは、指示されてやるのとは力が違う。一つのビラ配りにも思いがこもっているのを感じてくれた人がいると思う。ACLへの思いをそういう形で表現したのだと思います」と話した。