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岡崎所属レスターが移籍市場で“草刈り場”に? 指揮官は否定「売り手クラブになるつもりはない」
昨夏にカンテをチェルシーに引き抜かれた過去も…
日本代表FW岡崎慎司が所属するレスター・シティは、クラブ史上初となるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)挑戦をベスト8で終えた。その一方、リーグ戦では一時降格圏内をさまようなど苦戦がいまだ続くも、クレイグ・シェイクスピア監督は今夏の移籍市場で“草刈り場”になるつもりはないと話している。
レスターは昨季創立132年目で奇跡のプレミアリーグ優勝を果たすなど、一躍シンデレラチームとして名を馳せた。しかし今季は勝ち点を伸ばせず、クラウディオ・ラニエリ監督を解任。シェイクスピア監督の就任以降は成績が持ち直したものの、現時点で15位と来季のCLどころかUEFAヨーロッパリーグ出場権も遠く及ばない状況だ。
それでも米放送局「ESPN FC」によると、指揮官はポジティブな姿勢を崩していない模様だ。「我々は前々から“売り手クラブ”になるつもりはないと言っている。すべての選手がここにいて幸せだと思うよ。彼らは大変ユニークなクラブで、とても特別なものを創出できる。だから幸せなんだ」と話す。
さらに指揮官は「野心を持っている選手たちにとっても、問題ないはずだ。とても良いクラブであって、我々も見守っている。ここに落ち着く時がくることを確信している」と力説。「たぶん代理人がドアをノックするだろうが、売り手クラブにはなりたくないし、むしろ加入させたいと思っている」とむしろ戦力拡充を訴えた。
しかし昨夏の移籍市場では、中盤のボール回収役だったフランス代表MFエンゴロ・カンテをチェルシーに引き抜かれた過去がある。それだけに今夏の移籍市場でもイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディ、アルジェリア代表MFリヤド・マフレズ、イングランド代表MFダニー・ドリンクウォーターといった面々もターゲットになる可能性は高い。果たしてサッカー史に残る“おとぎ話”を実現したチームは、はかなく散るのか、それとも骨格をそのままに逆襲のシーズンを迎えられるのだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images