エイバル乾、4戦ぶり先発も見せ場作れず… 後半ATの失点で0-1敗戦、来季EL出場権が遠のく

勝ち点3差の6位ビルバオとの直接対決に敗れる

 MF乾貴士が所属するエイバルは、24日のリーガ第33節でアスレチック・ビルバオとホームで対戦。乾は4試合ぶりのスタメン出場も途中交代となり、チームは試合終了間際に決勝点を奪われて0-1と悔しい敗戦になった。

 前節終了時点で8位のエイバルにとって、勝ち点3差の7位ビルバオとの試合は、5、6位に与えられる来季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権の獲得に向けてなんとしても勝利が欲しい一戦だった。乾は4月上旬のスペイン国王訪日の際、夕食会にするため一時帰国した影響もあり、1日のビジャレアル戦以来4試合ぶりのスタメン出場で、左サイドハーフでのプレーになった。

 スコアレスで折り返した後半に、試合は動きを見せる。エイバルは同11分にDFゴンサロ・エスカランテが一発退場。数的不利に陥ると、同14分に乾を交代でベンチに下げた。その後、ビルバオにゴールを許さずに反撃の機会を窺っていたが、後半アディショナルタイム4分にゴール前のこぼれ球を、MFラウール・ガルシアに蹴り込まれて手痛い敗戦を喫した。

 エイバルは勝ち点を50から伸ばせず8位、ビルバオは同56の6位となった。エイバルは残り5試合でEL出場権獲得に向けて、勝ち点6差と厳しい状況に追い込まれてしまった。

 次節は27日、敵地でのアラベス戦。スペイン国王杯の決勝進出など今季躍進を遂げる相手だが、来季ELへの望みをつなぐためにも勝利が必要なゲームになりそうだ。60分弱のプレータイムだった乾は、次戦に向けて体力が残っているとも捉えられる。チームを勝利に導くゴール、アシストが期待される。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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