「偉大なプロフェッショナル」 ミラン監督が17試合ぶり出場の本田に賛辞
17年リーグ戦初出場の本田 指揮官は評価「ケイスケは良いプレーを見せた」
ACミランの日本代表FW本田圭佑は、現地時間23日のリーグ戦、本拠地エンポリ戦で後半42分から途中出場。約8分のアディショナルタイムを含め約11分間プレーした。リーグ戦では昨年12月12日のローマ戦での途中出場以来、2017年に入って初出場となり、約4か月半ぶりで17試合ぶりのピッチに立った。MFマリオ・パサリッチに好パスを見せるなど見せ場を作った背番号10に対し、ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は「偉大なプロフェッショナル」と賛辞を送っている。試合は1-2で惜敗した。
1月25日のイタリア杯準々決勝ユベントス戦で後半アディショナルタイムから出場して以来の公式戦となった本田は、PKを外していたMFスソと交代でピッチに立ち、3-5-2のトップ下に入った。そして後半アディショナルタイム突入直後には、本田が敵陣右サイドでボールを奪い取り、オーバーラップしたMFパサリッチにラストパスを通したが、必死に戻った相手のブロックに遭った。ゴールを呼び込めなかったが、試合後には指揮官から称賛を受けている。
「ホンダは偉大なプロフェッショナルだ。スソが少しばかり疲れていたので、ケイスケは良いプレーを見せることができた。彼はこのグループの一員であると感じているだろう」
指揮官はクラブの公式テレビ番組「ミランTV」でこう語った。本田自身はこの日の試合後に無言のままスタジアムを去った。2017年リーグ戦初の出場機会を得た10番は指揮官から評価を手にすることができた。今季限りで契約満了となる男は、シーズンの最終盤で戦力として再びピッチ上でチームに貢献し、契約延長を勝ち取ることができるだろうか。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images