ACL日本勢の決勝T進出と敗退条件をチェック 浦和と鹿島は次節突破も…G大阪と川崎は瀬戸際
川崎は無敗、5引き分けで異例の敗退も
また、ここまで“無敗”とはいえ4連続ドローで“未勝利”の川崎フロンターレは、25日のゲーム次第で前代未聞の“無敗で敗退決定”という危機が迫っている。勝ち点8で首位に立つ水原三星(韓国)とのアウェーゲームになるが、ここで引き分け以下であった一方、勝ち点6の広州恒大(中国)がイースタンSC(香港)に勝利すれば川崎の敗退が決まってしまう。仮に無敗の5引き分けで敗退決定となれば、異例の事態だ。
しかし、この水原戦に勝利できれば道は大きく開ける。広州がイースタンに勝利すると仮定した最終戦の勝ち点状況は広州9、水原8、川崎7となる。3位で最終戦を迎えるが、上位2チームが直接対決。そのため、川崎が2連勝で勝ち点を10に伸ばせば、自力で2位以内を確保することができる。それを考えれば次節の敵地水原戦で勝利することが何よりも重要となる。
ここまでの戦いぶりから、浦和と鹿島は決勝トーナメントが大きく近づいてきており、残り1試合を残して突破を決める可能性がある。一方で、G大阪と川崎は絶望的な状況ではないものの、一歩間違えば敗退が決まる危険と隣合わせの瀬戸際に立たされている。2008年のG大阪の優勝以来アジア王者から遠ざかっているJリーグ勢は、覇権奪還に向けて何チームを決勝トーナメントに送り出すことができるだろうか。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images