ベンゲル監督、確執が噂されるサンチェスを絶賛 「彼は来季ここにいる」とエースの残留宣言
FAカップ準決勝シティ戦、延長戦の末にサンチェスの決勝弾でアーセナルが2-1勝利
イングランド最古の歴史を誇るFAカップ準決勝アーセナル対マンチェスター・シティが現地時間23日に行われ、延長戦の末にアーセナルが2-1で勝利した。チームを率いるアーセン・ベンゲル監督は決勝弾を挙げたチリ代表FWアレクシス・サンチェスを絶賛するともにエースの残留宣言をしたと英紙「デイリー・ミラー」が伝えている。
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両チームともに今季狙えるタイトルはほぼFAカップに絞られたなか、試合は後半に大きく動いた。同17分にシティのエースFWセルヒオ・アグエロが最終ラインを抜け出すと右足アウトサイドで巧みなループシュートで先制。しかしアーセナルはここから反発力を見せる。同26分に右サイドのMFアレックス・チェンバレンのシンプルなクロスに対し、大外から駆け上がったDFナチョ・モンレアルがダイレクトで叩き込んで1-1の同点に持ち込んだ。
そして迎えた延長前半11分、右サイドで得た直接FKからの混戦から、最後はゴール前にポジショニングしたサンチェスが押し込んで2-1と勝ち越し。聖地ウェンブリーに駆け付けたファンを歓喜させた。
来季限りでアーセナルとの契約最終年となるサンチェスは、ベンゲル監督との確執、そしてこの日対戦したマンチェスター・シティへの引き抜きなどが報じられ、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)やプレミアリーグ失速の戦犯としても糾弾されている。しかしベンゲル監督は、殊勲者となったエースを「チームと同じく、問題を抱えるごとに強く、強くなっていった」と、批判を浴びるクラブとともに強くなっていることを称えた。
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