テネリフェ柴崎、ヌマンシア戦で4試合連続出場 チームは終了間際に痛恨の同点弾許す

後半20分から投入されるも見せ場作れず

 テネリフェのMF柴崎岳はリーガ・エスパニョーラ2部第35節、敵地ヌマンシア戦の後半20分からピッチに入り、4試合連続の出場を果たした。得点には絡めず、チームも終了間際の失点で1-1で引き分けた。

  昇格プレーオフ出場権争いの真っ只中にいるテネリフェは、敵地ながら勝ち点3を手にしたい一戦となった。しかし、試合は両チームともに攻め手を欠いて膠着した展開となり、後半途中までスコアレスで推移した。

 この状況にテネリフェの指揮を執るホセ・ルイス・マルティ監督は後半20分、スソに代わって柴崎の投入を決断。背番号20の日本人MFは、トップ下のポジションに入った。するとその2分後、左サイドを駆け抜けたMFアーロンからの正確なクロスを、ロサノが頭で合わせて先制ゴールを叩き込む。チームメートが決めた貴重な先制点に、柴崎も歓喜の輪に入って喜び合った。

 その後も柴崎はピッチを幅広く動き回っていたものの、先制点を奪ったチームがリスクを取らないロングボールを多用した戦術に徹したこともあり、なかなかボールが入らない時間帯が続いた。すると後半アディショナルタイム、右サイドでヌマンシアに直接FKを与えると、イニゴ・ペレスの蹴ったクロスを、ダニ・カルボに合わせられて1-1の同点に。柴崎は最後まで決定的な仕事ができず、チームも痛恨のドロー。柴崎個人としてもチームとしても、悔いが残るドローとなってしまった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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