バルサが“クラシコ強行出場”も囁かれたネイマールの招集外を発表 処分不服の姿勢は崩さず
試合当日まで情報錯綜も、クラブ公式ツイッターで否定
バルセロナは23日の敵地サンチャゴ・ベルナベウでの宿敵レアル・マドリード戦に向けて、3試合の出場停止処分が下されているブラジル代表FWネイマールを、遠征メンバーに帯同させていないことをクラブ公式ツイッターで発表した。
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ネイマールは今月8日のマラガ戦(0-2)で2枚のイエローカードを受け、退場処分を言い渡された。ピッチから引き上げる際に、第4審判に拍手した振る舞いが侮辱的行為にあたるとして、3試合の出場停止処分を下された。これに対してクラブ側は、スペインサッカー連盟に処分軽減を申し立てたものの却下。16日のレアル・ソシエダ戦(3-2)から、23日のレアルとの“エル・クラシコ”、27日の本拠地オサスナ戦まで出場停止となった。
だがバルサは、この裁定も不服としてスペインのスポーツ裁定審議会(TAD)に上訴。処分保留の間は試合出場が可能になるとの見解や、ネイマールが遠征に帯同しクラブ側が強行出場も辞さない構えとの報道も出ていたが、試合当日の23日朝、バルサは公式ツイッターで、ネイマールが招集リストに入っていないとの声明を発表。バルセロナを本拠とする「ムンド・デポルティーボ」紙も、それに追従する形でネイマール招集外を伝えている。
それでも「処分申し立ての法的な却下には驚きを禁じ得ない」と、バルサ側は処分に対して不服との姿勢を崩していない。試合直前まで起きたネイマール招集を巡る虚々実々は、クラシコの注目度の高さを図らずも証明するものだったのかもしれない。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images