韓国代表FWの“PK献上タックル”が論争の的に… 英紙投票では「正当なジャッジ」が優勢

FA杯準決勝でトットナムのソン・フンミンが、エリア内でチェルシーMFを倒したシーンが話題に

 プレミアリーグで優勝を争うチェルシーとトットナムが、22日にFAカップ準決勝の舞台で激突した。激しい点の取り合いとなった一戦は4-2でチェルシーが制したが、前半にPKを献上した韓国代表FWソン・フンミンのスライディングタックルが試合の注目ポイントの一つとして話題となっている。

 

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 チェルシーはMFウィリアンの直接FK、トットナムはFWハリー・ケインの技ありバックヘッドで互いに1点ずつを奪って迎えた前半42分だった。

 MFエンゴロ・カンテが右サイドのMFビクター・モーゼスへと展開したところで、ソンが果敢にスライディングタックルを仕掛けた。しかし、このプレーでモーゼスを倒してしまい、チェルシーにPKを献上。ソンは両手を広げて「なぜだ!?」と訴え、トットナムの選手も抗議したが判定は覆らなかった。このPKをウィリアンがきっちりと成功させて2-1となった。

 米スポーツ専門テレビ局「ESPN」では、駆け引きに勝ったモーゼスが一枚上手だったとしている。

「ソン・フンミンは大きなミスを犯した。ビクター・モーゼスがエリア内に侵入したところで、ソンがインターセプトしようと滑り込んだ。モーゼスは彼が来るのを見て、ソンがボールを奪えずに足を引く前に接触してくるように待っていた。モーゼスは簡単に避けることができたはずだが、ペナルティーキックが与えられる絶好のチャンスを逃さなかった」と、ソンのスライディングはやや軽率なものだったという論調で報じている。

 

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