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「ネイマール不在」がクラシコに及ぼす影響とは バルサ最大の不安材料をデータで検証
レアルとバルサの大一番を展望 「ボール支配率が低い試合」の傾向に着目
全世界が注目する“エル・クラシコ”の開催が、いよいよ目前に迫ってきた。リーガ・エスパニョーラ首位のレアル・マドリードが、ホームに勝ち点3差の2位バルセロナを迎える伝統の一戦は、文字どおり優勝の行方を左右する大一番となる。今回はどのような試合展開となり、どんなドラマが生まれるのか。過去のクラシコと今季公式戦の戦いぶりを「InStat」社のデータを用いて振り返ってみたい。
まずは、2012-13シーズン以降のリーグ戦の結果と簡単なスタッツをまとめた(DATA-1参照)。成績はほぼ互角だが、バルセロナが4勝2分3敗と1つ勝ち越している。スコアレスで終わる機会はなく、ほとんどの試合で双方のゴールが見られるのもクラシコの魅力と言えるだろう(唯一の無得点は昨季一度目の対戦時のレアルのみ)。
ボール支配率は長くポゼッションスタイルを築いているバルセロナが常に上回っているが、その差は少しずつ減少。特に今季第14節での対戦ではバルセロナ53%対レアル47%と、ボール支配率の数値が過去5シーズンで最も接近していた。
リーグ戦では他の多くのクラブとの戦力差が大きいため、相手を圧倒する機会が多い両者。宿敵との一戦では自ずとボール支配率が低下する傾向にある点に着目し、今季ボール支配率が低かった試合においてどのようなデータが表れたのかをまとめた。