マインツ武藤がバイエルンからPK奪取の活躍 王者と2-2ドロー、残留争いのなか貴重な勝ち点1

武藤は3試合連続スタメン出場、ゴールにつながるプレーで貢献

 マインツの日本代表FW武藤嘉紀が22日の敵地バイエルン・ミュンヘン戦に先発出場し、PKを奪取する活躍を見せた。チームはリーグ4連覇中の王者と2-2で引き分け、貴重な勝点1を獲得している。

 マインツは前半3分、相手のミスに付け込んでボールを奪ったFWボージャンがGKウルライヒの股間を抜くシュートを決めて先制した。

 同16分にMFリベリーのアシストからFWロッベンのゴールで追いつかれたが、同40分には武藤がペナルティーエリア内でDFキミッヒに倒されてPKを獲得。これをDFブロジンスキが決めてマインツが勝ち越した。

 後半は粘りの守備を見せていたマインツだが、後半28分に一瞬の隙を突かれてスペイン代表MFチアゴに同点弾を許し、試合は2-2のまま終了。15位に沈んでいたマインツは、残留争いのなか首位バイエルンを相手に貴重な勝点1を獲得した。

 武藤は3試合連続スタメンフル出場と復調を印象づけている。3試合ぶりの得点こそ逃したが、この日はゴールにつながるプレーでチームに貢献。今季リーグ戦成績は15試合出場3得点となっている。

 一方、バイエルンはホームで下位チーム相手に勝利を逃す結果となった。これでリーグ戦ここ4試合は1勝2分1敗と足踏み。UEFAチャンピオンズリーグでも準々決勝でレアル・マドリードに2連敗して敗退が決まった。守護神GKノイアーやDFボアテングの戦線離脱も重なり、シーズン最終盤を迎えて調子を崩している。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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